お知らせ

『イッピン』(NHK)にあいづやが登場!

8月初旬、全国の伝統工芸を紹介することで人気のNHK『イッピン』の取材班があいづやにこられました。

会津塗の特集とのことで2日間で合計3時間ほどじっくり、みっちり撮影がおこなわれました。

放映は9月12日(火)午後7時半~8時(BSプレミアム)、再放送は9月19日(火)午前6時半~7時(BSプレミアム)、地上波は後ほど決まります。

リポーターは『CanCam』専属モデルの堀田 茜さんです。

ぜひ御覧ください!

 

 

年末限定!! 屠蘇器・重箱フェアー!

あいづやの年末大奉仕、屠蘇器・重箱フェアーです。

「今年のお正月は屠蘇器と重箱で祝いたいけど、値段も高そうだし、よく分からないんだよね、、、」

あいづやにおまかせください!価値ある商品を大特価・数量限定にてご提供させていただきます。

詳しくはこちら

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クラシック赤べこ登場!

004_r  ちょっと変わったアイテムがあいづやに登場です。

ジツはこの赤べこ、作られたのが40~50年前なんです。

市内の某工房の倉庫で100体ほどでてきた珍品です。

ベコの表面の微妙なデコボコは職人さんが手で木型に貼り付けたためについた手作りのしるしです。

一体2,000円にて好評発売中です。

新作 小さめワインカップ登場!

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あいづや、この秋の完全新作、小さめワインカップの登場です。

あつかい易いサイズにすることで家飲みにマッチするワインカップをつくりました。

塗りは伝統工芸士・吉井信公さん。

全5色で発売です。

パーティーシーズンをひかえて、ご自分用に、たいせつな方へのご進物にどうぞ!

 

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漆器はかくして作られる 其の四 伝統工芸士 吉井信公氏

4月15日午後1時、市内飯盛の吉井漆器工房にお邪魔をして午前中につづけてお話をうかがってきました。午前中は虫喰塗の箸の銀蒔でしたが、午後は虫喰の箸・お椀・皿・ぐい呑みに色漆をつけていきます。

ここまで各アイテムとも木地固め→下塗り→中塗り→大麦のモミ蒔→銀蒔→木地呂漆の工程を終えています。吉井さんに各工程のお椀のモデルを借りてきたのでこれで説明します。

006_R002_R左写真は中塗漆を厚く塗った直後に大麦を手蒔きして乾燥させたお椀。右がお椀表面のアップ。大麦が取れている箇所に注目。漆の表面張力とモミの表皮の毛細管現象との相乗効果でお椀の表面に月面のクレーター状の凹みとそれを取り囲む土手状のカベができている。結果、土手→お椀の表面→凹みの順で無数の高低差が生じて、コレが虫喰塗の基礎となる。この上に銀粉→木地呂漆→色漆を塗り重ねて平滑に研出を行うとあの複雑な虫喰模様が現れる.

 

004_Rモミは固めのヘラではがす(モミはがし)。写真左がモミはがし直後。この段階ではまだ土手の高さはバラバラなので280番の耐水ペーパーで均一に整える(虫殺し・写真右)。「研ぎすぎると意図した柄が出ない」(吉井さん)ので慎重に研磨。

 

 

005_R067_Rそして乾きの速い黒呂色漆をうすく塗って乾燥風呂に入れ、頃合を見計らって鹿の腹をなめした革に銀粉をつけて蒔きつける(銀蒔)。左写真は銀蒔後のお椀。この後木地呂漆を塗って乾燥風呂へ。右写真が今日乾燥風呂から出したお椀。これでやっと本日の色漆の作業の紹介に入ることができる。

 

乾燥風呂から木地呂漆が乾燥したお椀・皿・ぐい呑みをス板(すいた)に載せたまま取り出します。今回の注文分はお椀10、皿10、ぐい呑み100、箸100。各アイテムは金虫・赤・洗朱・青・緑の5色に塗り分けられることになります。これだけの品数と色数をこなすためには色漆を一色作っては各アイテムを塗りあげてから次の色にかかるのが作業効率上ベストになります。今日は赤→洗朱→青→緑の順で塗っていくことになります。

064_R065_R066_R乾燥風呂から取り出した皿とお椀(左写真)とぐい呑み(中央写真)。ス板に載ったまま出された各アイテムは色漆を塗ったらそのまま同じス板に載せて再び風呂で収納・乾燥させる。ス板は重ねて職人の近くに置いて立ち上がることなく作業を続けることができる(右写真)。

 

今日は赤(本朱)から。色漆は数日前に調合して保管してあります。調合時にガラス板に少量試し塗をして風呂で乾燥させ、発色・乾燥の具合を確かめて微調整をして吉野紙でホコリや不純物を濾してから刷毛塗りしていきます。

074_R試し塗のガラス板。塗面の乾燥はもちろん裏返して見れば内部の乾燥の具合まで分かる必須アイテム。本朱は吉井さんの予想より乾燥が速かったとのことで、不乾漆(ふかんうるし)を添加して「漆を遅くした(乾きを遅くした)」(吉井さん)。逆に漆を遅くしたければグリセリンを添加させる。

 

 

079_R 080_R 082_R吉野紙で本朱を包んで両端を絞り上げて濾す(左写真)。はじめは白い紙が本朱で真っ赤になる(中央写真)。漆はけっしてムダにしない。歯で紙の一端をくわえて絞りながら顔を小皿に近づけて最後の一滴までヘラでかきとって移す(右写真)。

 

いよいよ塗りの開始です。まず箸から。箸先3センチほどのところを摘んでアタマに向けて塗っていきます。

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単純に根元から天にむけて一直線に塗っているように見える。しかしここにも一工夫が。「刷毛に含まれた漆は均一には出て行きません。漆を足さない限りは徐々に出が少なくなってしまう。そこで刷毛をほんの少しだけ横方向に動かして余分な漆を配っておいて次のひと塗りのときにその漆を延す(のす・延ばす)ことで均一な塗面にします。これは師匠の物井先生から教わったテクニックです」と吉井さん。「でもコレ、文章で表現できますかね(笑)?」。仏様みたいに穏やかなお顔で無理難題。吉井さん、ちゃんと文章になっているでしょうか?

 

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刷毛の構造は鉛筆と同じ。芯にあたる髪の毛を2枚の薄板がラミネートしている。毛が磨り減ったら板をナイフで削って毛を露出させて使う。ご覧のように漆をつける前の刷毛先はパサパサでかなり使い込まれた様子。「毛先が使い込まれた刷毛を使うのにはワケがあります。使い込むうちに刷毛に含まれているニカワやゴミなどの不純物が取れるので上塗に向くのです。逆に毛先を出したばかりの刷毛は下塗などに使います」と吉井さん。写真の刷毛は吉井さんがお父上から受け継いだモノ。長年使い込んで磨り減ってしまったので吉井さんは木を継ぎ足して使用。継ぎ足した部分が太くなっている。

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塗り終えた箸はダンボールの断面を縦に敷き詰めた自製の箸立に挿してス板ごと乾燥風呂へ。これだけ簡単で、効果覿面、コストはほぼゼロ。簡潔明瞭とはこのことか(左写真)。箸と箸立は合わせて30センチほどの高さになる。ここで棚木(たなぎ)とス板を組み合わせて縦にスペースを作って収納することになる(『漆器は 其の参』を参照)。ちなみに塗り残した箸先は後日塗って発泡スチロール製の箸立に挿して乾燥させる。

気がつくとかなり長いブログになってしまいました。このツヅキは次回『漆器は』にて。おたのしみに!

 

 

 

 

 

 

虫喰塗 ぐい呑み 全5色 発売!

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熱燗が恋しい季節。

あいづや実店舗で大人気、伝統工芸士・吉井信公さん製作の会津虫喰塗のぐい呑みがついに発売です。

カッコイイ、お酒が美味しくなること請け合いのこの秋おススメのアイテム。

カラーバリエーションは全部で5色。

たいせつなあの方へのご進物に、もちろんご自分用にもぜひどうぞ!

詳しくはコチラ

 

父の日せまる!

 

今度の日曜日は父の日です。

「うーん。母の日はともかく、父の日ってピンとこないんだよね。何をあげたらいいんだろう?ポロシャツ?靴下?」

お悩みの方はあいづやにどうぞ!

暑い季節、お父さんの晩酌にピッタリの爽やかなガラス漆器を多数取り揃えました。

また、人気の伝統工芸士・吉井さんの会津虫喰塗のぐい呑みとお箸の新作が入荷!

父の日用のラッピングも承っています。

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手前からガラスぐい呑みサンドブラスト黒・朱 各5000円

奥、デカグラス・サンドブラスト黒・朱 各5000円

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漆器はかくして作られる 其の参 伝統工芸士・吉井 信公氏

4月15日午前11時、市内飯盛にある吉井漆器工房をたずねて吉井信公(のぶひろ)さんにお話をうかがってきました。 吉井さんは師匠の物井さんに弟子入り以来60年、虫喰塗・根来塗などの変り塗を窮めた会津塗師の重鎮です。国から叙勲もされておられます。

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昭和12年  会津若松市に丸物塗師・吉井 友喜の長男として生まれる。

昭和30年  物井与太郎師匠に弟子入り。

昭和37年 独立。大吉屋二代目となる。

平成9年 伝統工芸士に認定される。

平成18年 会津伝統工芸士会副会長。

平成20年 瑞宝単光章授章。

6月に東京で開催されるショーに弊社が参加することになり全国でも会津だけで行われている虫喰塗の第一人者・吉井さんにショー用のお椀・皿・箸・ぐい呑みを製作していただくことになりました。これにあわせてあいづやでの販売用の箸・ぐい呑みの製作も依頼することに。そんな経緯で今回の『漆器はかくして作られる』は吉井さんにご登場願うことになりました。

ここまでベースとなる箸に生漆(きうるし)を塗って(木地固め)、下塗り後黒漆を厚めに塗ってから大麦のモミを全体に手で蒔きます(虫立て)。乾燥後ヘラでモミを落とすとクレーター状の凹みとそれを取り囲む土手状のカベが無数にできています。

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写真は280番のペーパーで土手の高さを整えたところ。この土手が虫喰塗の基礎となる。厚めに塗った漆の表面張力とモミの表被の毛細管現象との相乗効果でけっこうな高さの土手が形成される。結果、おおむね土手のフチ→ベースの箸表面→クレーターの底の順で無数の複雑な高低差が生じる。この上に銀・木地呂漆・色漆を重ねて平らに研ぎ出すとあの複雑な虫喰模様ができる。この複雑な高低差がないとただの水玉模様の変形版にしかならない。虫喰塗はもともと江戸時代に刀の鞘を美しく塗ってオシャレを競った変り塗が起源。ムカシのヒトはすごいことを考えたものだ。先人の知恵に脱帽。

※今回の取材は当方の都合にてここからの撮影となり大麦を蒔いた箸(虫立て)の撮影ができませんでした。ただし、吉井さんに虫立ての段階等のお椀をお借りしたので次回『漆器はかくして』でご紹介します。

乾きのはやい黒呂色漆を布に含ませてサッと塗りつけ別の布で拭き取ると箸表面にほんの少しだけ漆が残ります(摺り漆・拭き漆)。10本ほど摺り漆をしたらちょうど良い乾き具合になるので鹿の腹をなめした革に銀粉をつけて蒔きつけます(銀蒔)。

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左写真が薄塗した呂色漆を摺り込む(拭き取る)ところ。右が銀蒔。両方ともやや力を込めて作業する。「漆は接着剤の役目をします。力を抜くとクレーターの付け根と底に漆が届きません。そうなると銀粉も定着しないから力を入れるのです」(吉井さん)。

 

 

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銀蒔が終わった箸(写真左)は箸が乗ったス板(すいた・赤松の板)ごと背後の押入れにそっくりな乾燥風呂で収納・乾燥させる。ちなみに風呂の内部は約7センチごとに段がつけられていて細い横棒(棚木・たなぎ)を二本わたしてそこにス板を直交させて使用する(右写真)。棚木とス板の使い方しだいで高さのあるモノ(例・次回紹介予定の色漆を塗った箸は立てて乾燥させる)も乾燥させることができる。職人さんの工房にお邪魔させてもらうたびに思うことだがムダが一つとしてなくて、あらゆる工程が考え尽くされている。

ふと腕時計をみると12時を過ぎています。午後1時からの取材の許可をいただいていったん食事タイムとなりました。キリが良いので今回はここまで。次回はお椀とぐい呑みの色付けをご紹介します。おたのしみに!

漆器はかくして作られる   その弐 虫喰塗箸

4月15日午前8時すぎ、国分漆工房にお邪魔して国分幸一さんにお話をうかがってきました。

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国分幸一さん。会津蒔絵界の重鎮・照井久良人さんに師事。蒔絵の真髄を学ぶ。独立後は蒔絵だけにとどまることなく、古い鎧・兜や漆器のレストアなど幅広い分野で活躍。箸の製作もその一環。国分さん曰く、「蒔絵師は表現したいモノを表現するために様々な塗り・加飾法を駆使します。新しいテクニックにも抵抗無く取り組めるのが蒔絵師の強みです」。趣味はアウトドアから戦前の三球スーパーのラジオのレストアまで多彩。「人生、無駄なことなんてないですよ」(国分さん)が口癖。

4月9日に取材した虫喰の箸が今日から研ぎ出しの工程に入ります。果たしてどんな虫喰模様が出てくるのか、ジツは前回国分さんからある心算を聞いていたので期待に胸を膨らませながら拙宅から10分ほどの国分さんの工房までドライブ。あいさつもそこそこにお話をうかがいます。

銀蒔きが終了した箸は一晩湿し風呂で乾燥させると木地呂漆を刷毛塗りするのですがその前に一仕事。銀についたホコリを取るためにウサギ刷毛の先にほんの少し漆をつけて箸をさっさっとなでます。

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漆は吸着剤の役目を果たす。「特にどのウルシを使うというわけではない。直前の作業で使ったウルシで十分」と国分さん。今回は黒漆で。刷毛の穂先が黒く見えるのがお分かりだろうか。

 

 

 

ホコリをとったら木地呂漆を刷毛塗り。3日ほど自作のコンピュータ制御機能付き回転風呂で乾燥(いつかご紹介します)。乾燥が中途半端だと研ぎ出し時に半乾きの木地呂漆が「絡んで大変」(国分さん)なので完全に乾燥させることが大切。

030_R写真が木地呂漆が完全硬化した後の箸の表面。飴色の木地呂漆の塗面の奥から所々かすかに白く透けて見えるのが9日に蒔いた本銀。

じつは当方の都合上約一週間取材ができなかったためホコリ取りの写真は9日に撮影したもの。木地呂漆を塗る瞬間は撮影できなかった。ホントに残念。

 

研ぎ出し開始。スポンジで箸を濡らして600番の耐水ペーパーを木片に巻きつけて水研ぎします(粗砥ぎ)。1ストローク5~6センチほどに手早くリズミカルに箸のアタマから先端にむかって研いでいくと緑色の研ぎ汁(?)が出てきます。結構ジャリジャリと音がするので仕掛けのアワビ貝が取れでもしたかと心配になりますが「タライと水に共鳴して音が大きくなっているだけ。これはあくまで600番の音。力を入れすぎるとキズが大きくなってしまうので軽く研ぐ」(国分さん)。緑色の研ぎ汁まみれの箸に水をかけてぬぐうと虫喰模様がでてきます。

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研磨中の女箸。研ぎ面が広くて平滑な場合には工業用砥石を使用するが今回は箸なので耐水ペーパーを当て木に巻いて研磨。「砥石だと柔らかいので箸の角で微妙に変形してかえって塗面を傷つけてしまう。耐水ペーパー+当て木がベスト」と国分さん。

 

 

 

 

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上の写真の女箸の研ぎ汁をぬぐったところ。木地呂漆の茶褐色→本銀→緑→黄色→朱(男箸の場合は黒)、シボ漆上に蒔いたアワビ貝とがいっせいに現れる。こうなるとは頭では判ってはいたが初めて間近でみて正直ビックリした。

 

 

 

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写真右が粗砥ぎ前の木地呂漆が乗っている状態。左が粗砥ぎ後の女箸。上の写真では水がついているのでツヤツヤしているが水気をとるとツヤはゼロに。百均のツメ磨き(4段階)に例えるとやっと第一段階を終えたツメの状態。お世辞にもキレイとはいえない。ただし箸の柄は「この段階でほぼ決まる」(国分さん)。

 

 

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「上手くいきましたね」と国分さん。冒頭の国分さんの心算とはこの点。上が半年前に国分さんに製作してもらった箸。下が今回のモノ。緑の部分の面積が若干広くなったのがお分かりだろうか。今回はシボ漆の山を多めにつくって国分さんの理想のバランスにより近づけることに成功。※写真は完成後あいづやにて撮影。

 

 

この後は午後から1000番でもう一度研磨するのですが(仕上げ研ぎ)、「見た目もほとんど変化はない」(国分さん)とのことなので本日の取材はここまで。午後は伝統工芸士の吉井さんの工房にお邪魔をして虫喰のぐい呑み等の製作状況を取材します(後日本欄にて掲載します)。明日の朝から胴摺りと摺り漆の工程が始まります。どうぞお楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新作発売 漆ガラス工芸

初夏にふさわしいガラス漆器の新作が登場。

ビールに、ワインに、日本酒に、爽やかに召し上がっていただけるよう厳選しました。

父の日のプレゼントに、大切な方へのご進物にどうぞ!

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